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Hackdirtの影(1)

カテゴリー: プレイ日記

 プレイ日記です。以下のクエストのネタバレが含まれています。

・Leyawiin Recommendation
・A Shadow Over Hackdirt



「私の知恵を求めてきたのですか? ああ、違うわ、あなたは予言を求めてきたのですね」
 メイジギルドLeyawiin支部の支部長、Bosmerの老女Dagailは言った。
「予言の言葉を聞き取るのは……難しいわ。それはとじめやみに現れて何かを告げようとしても、あけめやみにまたすぐ消えうせてしまうから。声は聞こえるけれど酷い音が言葉をかき消してしまう。私のアミュレットがその音を封じてくれるはずだった。あの石なしでは言葉を我がもとに留めることはできない……私が再び言葉を見出せるように、少し力を貸していただけないかしら?」

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 冗談じゃない。
 二度と予言なんかにかかわるのはごめんだ。

「Dagailと話したのかい? なら彼女の調子があまり良くない事には気づいたわよね」
 実質的にLeyawiin支部を切り回しているNordの女性、Agataは言った。
「ええ、余計な騒音が本来聞き取るべき声をかき消してしまう、みたいなことを言ってましたけど」
「彼女には、まあなんというか予言の力みたいなものがあるのよ。以前は結構役立ってたんだけど、最近はうまく行ってなくてね。元々は家宝のアミュレットを身につけて集中する事で予言を得ていたんだけれど、そのお守りを無くしちゃってね、それ依頼彼女の能力は不安定なままなんだ」
 結局ぼくは、Dagailの頼みを聞き入れて彼女の予言の力を取り戻す手伝いをする事にした。『あの予言』については、彼女にいささかも責がある訳でも無い。それに彼女自身は決して不快な人物と言う訳ではなく、その穏やかな物腰と、ギルドメンバーすべてを『子供達』と呼んで慈しむ様子を前にしてなお、彼女に悪意を抱くのは不可能だった。

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「以前は彼女の力は高く評価され、評議会も度々彼女の助言を当てにしてきた。だが、年とともに段々予言の筋が通らなくなってしまったらしくてね。左遷っていうわけじゃないけど、評議会が彼女にここの地位を与えたんだ。そのことで彼女を疎み、引退することを願う連中もいるけどね。でも私は、いつも彼女の仕事を手伝えることを誇りに思ってる」
「それで、予言の石について何をすればいい?」
「それについて彼女が君に話すとは驚いたな。他に人間には隠しておくべきなんだけど……。そう、彼女の予言者の石は行方不明だ。あれがないと彼女は力を制御出来ない、ほとんど無力な存在になってしまうんだ」
 続いてAgataは、ギルド内の他の魔術師達から石の事を聞きだしてほしいとぼくに依頼してきた。彼女では立場がDagailに近すぎるので、より警戒されにくい新入りのぼくに代わりを務めてほしいと言うのだ。
 ぼくは了承し、他のギルド員を探しに向かった。

「何を聞きたいの? Daedraの聖地の事とか? だったらここからLower Nibenの東岸を北上したところにNocturnalの聖地があるわね」

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 まずはLeyawiin支部付の調剤師、DunmerのAlves Uvenimと話すことにした。少し雑談をした後、Dagailの石についてさりげなく切り出してみる。
「うーん、そうね。私が聞いたのは、その石がDagailにとって大事な物だって事と、それがなくなったって事だけよ。Kaltharはそれ以上話してくれなかったわ」

 KhajiitのS'drassaは語る。
「すまないがその事についてはほとんど何も知らないんだ。無くなったとだけは聞いたんだけどね。Kaltharがそのことでえらく騒いでいたが……動揺していると言うよりもむしろ浮かれているような雰囲気だった。変だったよな、あれは」
 普通に考えると、そのKaltharが反Dagail派で、石を隠した後故意にその事をギルド内にふれ回って彼女の追い落としを図っていると思うところだが……ここまで露骨でいいのか? まあ何にせよ、まずはKaltharと話してみないことには判断がつかない。

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 そのKaltharは玄関ホールで熱心に読書に勤しんでいた。勉強の邪魔をするのは少々気が引けるが……何せメイジギルドには、この手の割り込みを嫌い、場合によっては本気で怒り出す者も多い……思い切って声をかける。
「君がKalthar? 邪魔をして悪いけど、できればDagailの石について少し話を聞かせてほしいんだけど」
 彼は顔を上げた。

 !!!!!

 叫び声を上げそうになって、必死に押し殺す。
 何故『こいつ』がこんなところにいるんだ?!
 あまり思い出したくない記憶が、脳裏に甦った。

------------------------------

 Chorrolに帰り着いたのは夜になってからだった。Fathisが待ち構えているであろうThe Oak and Crosierに顔を出すのはまずい。戦士ギルドに一泊させてもらい……。
 翌日、Frostfall3日の朝。Chorrol城に出向こうと広場から南に向かっていたところで、いつも通りGrey Mare亭から広場に向かおうとしていたEaranaから容易ならざる噂を聞いた。雑貨屋Northern Goods and Tradeを経営するArgonian、Seed-Neeusの一人娘Dar-Maが行方不明になったと言うのだ。
(ちょっと待て。それじゃ昨日例の村で見たBlossomの姿は……?)
 ぼくは予定を変更し、慌ててNorthern Goods and Tradeに向かった。

「無理は言えないけど、助けて欲しいんです。私の娘が、Dar-Maが行方不明になってしまって……私、もう一体どうしたらいいのか……」
 Northern Goods and Tradeの店内では、Seed-Neeusが悲嘆にくれていた。三日前にHackdirtに配達に向かったまま、Dar-Maが戻ってこないと言うのだ。
「Hackdirtというと、ここから南に半日ほど下ったところにある、建物の半分近くが焼け落ちてる村の事?」
「え、ええ、そうです。何か心当たりでも……」
「昨日、そこでBlossomを見たんだ。だから無事たどり着いてはいると思うんだけど」
「そうですか……あの子はBlossomをとても大切にしていますから、馬を置いてどこかに行ったりはしないでしょう。無事でいてくれればいいのですが……無理はいえませんが、力になってはくださいませんか?」

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「ああ、もちろん」
 こんな話を聞いて放っておくわけには行かない。幸い村の位置も確認済みだし、今すぐ発てば昼になる前には着けるだろう。
「ありがとうございます、あの子はHackdirtのEtira Moslinの店に配達に行きました。多分、そこで何かあったのではないかと……いつもは私が配達するんですが、その日は私が少し体調を崩してしまっていて、Dar-Maは自分が行くと言って譲らなかったのです。あの子に何も起きていなければいいのですけれど……!!」
 再び泣き崩れたSeed-Neeusをなだめると、ぼくはChorrolを発って南に向かった。

 既に何度も往復し、勝手のわかった道を南に向かって駆け、昼前にはHackdirtにたどり着いた。村に入る前に、まずBlossomの所在を確認する。彼女は昨日と同じ場所に繋がれたまま、のんびりと主人の帰りを待っていた。

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(それじゃ、行ってみますか)
 ぼくはBlossomの隣に自分の馬を繋ぐと、村の中に入っていった。

「貴女よそ者ね。一体何をしに来たの?!」
 村に入ろうとしたが、入り口すぐのところでいきなりきつい顔立ちの女性に見咎められ、声をかけられた。自分は冒険者で、このあたりを歩き回っていたら偶然この村を見つけたので休憩させてもらえないかと立ち寄ってみた……などと適当に話をでっち上げながら彼女……Marlena Brusinerからこの村についての話をそれとなく聞いてみる。
 聞き出した内容は、いささか気が重くなるような代物だった。この村は元々鉱山町で昔はそれなりに繁栄していたのだが、30年ほど前のある日、いきなり軍隊……話を聞く限り、帝国正規軍のようだった……が村を襲い、村人のほとんどを殺戮した上村を焼き払ったと言うのだ。
「奴らはすべてを破壊して行ったわ。でも私たちは負けはしない、すぐにきっと、在りし日のHackdirtを取り戻して見せるわ」

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 ……彼女の話をどこまで信用するかはともかく、村が襲われ、火をかけられた事は間違いないだろう。何しろ村の建物の半分は、未だに焼け落ちたままなのだ。そんなことがあった後では、この村の住民がよそ者嫌いになったとしても無理は無い。
 つまりそれは、Dar-Maの行方を捜すのが難しくなるということでもあるのだが。
 悩んでいても仕方がない。村の中央広場に入り、一軒だけある雑貨屋に向かおうと……。
「おめぇよそもんだな。何しに来たか知らんが、俺たちの事情に頭を突っ込もうとするのは感心しねぇな」
 またか。

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 この男……Natch Pinderとも少し話したが、やはり出るのはよそ者に対する憎悪だけだった。
「おめぇに言うことなんざ何一つ無いぜ、よそ者め。おめぇらはいつも俺たちを滅ぼそうとしてきたが、俺たちはそれに耐えて生き残ってきたんだ」
 そう言い捨てると、彼はそのまま立ち去って行った。

「Dar-Maなんて知らないね。あんたがChorrolのあの忌々しいArgonianの詐欺師について言っているのなら、どこにいるかこちらが教えて欲しいくらいだよ」

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 村の雑貨屋、Moslin's Dry Goodsの店主、Etira Moslinは憎々しげにそう吐き捨てた。
「商品の配送はまだ来ていないよ。注文を出してからもう随分たつというのにね。おかげで店の在庫はつきる寸前だよ。まったく、どうやって商品無しに商売しろって言うんだい? あんたその女にあったら、次の配送は半分タダにしろって言っといてくれよ」
 Blossomの事を持ち出しても、あの馬は自分のものだと言い張る始末だ。
「何か買うんならとっととしな。でなきゃ出て行きなよ」

 店から追い出されてしまったので、今度は宿屋に向かう。宿の主人にいきなり出て行けと怒鳴られたので、偶然この村を見つけた冒険者で、今夜はここで一泊したいのだとさっきと似たような嘘を繰り返して、何とか追い出されるのは回避した。30Septimをはたいて部屋を確保した後……正直なところ、宿泊する気は毛頭無いが……他に宿泊客はいないか聞いてみる。
「誰だって? この辺で若い女なんか一人も見ちゃいない。仮にその女を見たとしても、なんで私が雲隠れしたその女の行方について知っていなくちゃならない? 私は何も見てないし、何も知らないよ」
 けんもほろろに否定された。まあ、予想はしていたけれど。ついでに村の事についても聞いてみると、わずかに彼の態度が和らいだ。
「私の祖父がこの村を造ったんだ。あんたには何の関係も無いことだがね。確かにこの村は没落したが、また以前のような活気のある村に戻す計画があるんだ。今に見ておれよ。この村の繁栄を妬むよそ者どもがどんな汚い妨害を仕掛けてきても、我々は決して奴らには屈さん」
 なるほどね……。

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 とりあえず部屋代は払ったので階上に上がる。階下から主人のVlanhonder Moslin……姓からして、Etira Moslinの旦那さんか……の声が追いかけてきた。
「あんたを誰かが訪ねてきても中には入れるな。それと、ペットも禁止だ」
 あのさ、そもそも部屋に扉がついていないのに、中に入れるなも何も無いだろう?
 二回は酷い有様だった。本来は二部屋の構造なのだろうが、部屋の扉が外されてしまっているため、実質続き部屋になってしまっている。それでもぼくが泊まるように言われた半分は一応宿泊の準備だけはできていたが……

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 しかしこのベッドと家具で一泊30Septimなんて論外な値段だ……

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 もう半分はまるで荒されでもしたかのように、家具が転がり、備品が飛び散っている。
 いや、本当に荒らされたんじゃないのか? それもごく近い時期に。
 階下の気配を探る。Vlanhonderが階上に上がってくる様子が無いのを確かめると、もう一部屋の中を家捜しにかかった。
 程なく手がかりが見つかった。備えつけの箪笥の奥に一冊の日記帳が押し込まれていたのだ。内容を確認すると間違いなくDar-Maの日記だった。具体的な内容については伏せるけれど……乙女のプライヴァシーは守るのが当然だろ?……これによれば彼女は、一昨日の夕刻にこの村に到着し、雑貨屋に商品を届けた後、もう遅かったのでこの宿に泊まることにしたらしい。
「ああ、あんたが言っているのはArgonianの若い女のことか。忘れてたよ。ああ、彼女なら確かにここに来たね。そしてもう出立した。他には何も知らんよ」
 日記を手に再度Vlanhonderを問い詰めたものの、彼はDar-Maが来た事だけは認めたものの他は相変わらず知らぬ存ぜぬを繰り返すだけだった。
「私にわかる訳が無いだろ? 多分狂って、森の中にでも逃げていったんじゃないのか。さあ、失礼させてもらうよ。やらなきゃいけないことがあるんでね」
 そんなことは聞いていない。
 まあいい、予想通りだ。ここまで派手につっつけば、向こうが何か手を打ってくる可能性は高い。こっちはその手を逆に手繰らせてもらうだけだ。場合によっては平和的解決が望めなくなる可能性も高いが、今更それを言っても仕方が無い。
 何にしても、自分の宿に気が狂って森の中に逃げ出さなきゃいけないようなものがあることを白状したのはまずかったよね、Vlanhonder Moslin。

 夕方まで少し散歩してくると言い置いて宿を出ると、一人の村人がさりげなさを装ってこちらに近づいて来るのが見えた。早速動きがあったか……。
「この村のもんは、よそ者が何をたずねても好意的な返事なんてよこさねえだよ」
 囁いてくる。それはもういい加減聞き飽きたんだけど。
「……ここじゃまずい。今夜、日が暮れたらオラの家に来るだよ。玄関の鍵は開けておくだ。遅くならないようにな」
 そう言ってその村人……Jiv Hirielは去っていった。
 協力者? いや、罠の可能性も無いわけではないだろうけど。

 その後、目立たないように村の周囲や中をぶらついて時間を潰した。一度、後をつけられていないのを確認して広場の教会堂の中に入ってみたが、予想通りと言うべきかあるべき場所に九大神の祭壇は無く、代わりに魔道書らしきものが安置されていた。『Bible of the Deep Ones』……深きものの書?

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『深きものの長より私に与えられた。彼は私に彼らの言葉とルーン文字を教えた。これは我々が今より永遠に語り伝えるべき、彼の者達の古き伝承なり。十二名の証人の前で署名するものである。Irlav Moslin 3E 345』

 Irlav Moslinは、Vlanhonderの話にあった彼の祖父だろうな。後に続くページはルーン文字でぼくには読めたものじゃない。解読する気なら、その手の専門家のもとに持ち込む必要があるだろう。
 少し悩んだ後、ぼくはその本をバックパックに滑り込ませた。聖書の紛失が発覚すれば(まず発覚するだろうが)厄介なことになる可能性はあるが、証拠品は押さえておく必要がある。それにどの道、既に厄介ごとが起きるよう故意に派手な聞き込みをやっているんだ。

 夕刻少し前に宿に戻った。さすがに食事を頼む気にはなれなかったので、そのまま階上に上がり、持っていた保存食をかじる。陽が完全に落ちるのを待って……最悪襲撃される可能性も覚悟していたが、結局何も起きなかった……Jiv Hirielの家に向かう。幸いと言うべきか、一階に降りたときにはVlanhonderは席を外していた。

「来ただか、よし、あまり時間はねえだよ。オラは他の奴らに疑われる前に集会にでなきゃなんねぇ」
 ぼくを迎えるや、待っていたJiv Hirielは堰を切ったかのように話し始めた。
「村の皆は、深きものを呼び戻すつもりでいるだ。オラもそれには賛成していただが……あの娘に何の罪も無いだよ。皆はあの娘を洞窟に押し込めただ。あの娘を生け贄に捧げる気だべ! 分かるだか? あんたはあの娘を助けなくちゃなんねぇだ!!」
「Dar-Maを生贄に?! 何のために」

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「軍隊が来たとき、オラはまだ子供だった。オラ達は隠れて復讐を誓っただよ。けど、深きものどもが戻って来ることはなかっただ。Etiraが、彼女が古い本を見つけた。もう一度彼奴らと話す為にルーン文字を学んだだ。だが彼女が言うには、奴らは血が欲しいだ。でなきゃオラ達の所に戻ってはこれないと」
「彼女が閉じ込められている場所はわかる?」
 ぼくの問いに、Jivは一本の鍵を渡してよこした。
「洞窟はこの村の地下を縦横に巡っているだよ。一部は自然の洞窟だども、他はオラたちが『深きものども』を見つけてからオラたちの手で掘り進めただ。この村の家々にはみな、その地下洞窟への出入り口があるだよ。この鍵を持って行くだ。洞窟に下りるどのあげ蓋でも開けるだよ。村の家にはみんな一つずつ入り口があるだ。Moslinの宿のがいっとういい。あの娘が捕まってるところに一番近い。皆が教会に出ている夜中近くが一番いいだ。幸運を、オラはもう行くだよ」
「ちょっと待って。“深きもの”って何者なんだ?」
 ぼくの問いにJivは首をかしげた。
「よくは知らねぇだ。この目で見たことはねぇ。爺さまたちが、たぶん、最初に鉱山を掘ってる時に見つけただ。彼奴らはオラ達を助けてくれた。皆、金持ちになった。でもその繁栄にはおっかねぇ値がついてただよ。血と……もっとおぞましいもんが」
 血は生贄の儀式。となると、それよりもおぞましいものと言うのは……。
「……彼らとの間に子を為した、と言うこと?」
「ああ。オラたちは人として生まれるが、歳を重ねるにつれて少しずつ変化していくだ。変化が進んでより深きものに近づいた者は『Brethren』と呼ばれ、洞窟で生活するようになるだよ」
 つまり君も、やがては変化すると言うことか?
 ぼくの視線にJiv Hirielは一瞬悲しげに顔を伏せると、教会で開かれている集会に向かった。

 Jiv Hirielの家を出て宿に向かう。Vlanhonderは相変わらず留守。思うにぼくが宿を出た時点で既に教会に向かっていたのだろう。聖書が紛失していることに気づけば……気づいていないわけは無いだろうが……もっと騒ぎになりそうなものだが、こちらに何の追っ手もかからないのは目前にもっと大きな仕事を……つまり生贄の儀式を抱えているからだろうな。となると、急がないとまずいか。
 すぐに洞窟に繋がってるという落とし戸を見つけ、貰った鍵で錠をはずして下へ降りた。

「お願い、ここから出して! 私を助けてください! あの人たちは今夜にでも私に何か恐ろしいことするに違いないわ!」

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 梯子を降りたすぐ隣に岩をくりぬいた牢があり、Dar-Maが閉じこめられていた。確かにすぐ近くだ、Jivに感謝しないと。
「ぼくだよ、落ち着いて。一体何があったの?」
「あ……Llewellynさん?」
 Dar-Maはぼくに気づき、叫ぶのをやめた。洞窟の中は声がよく響く。侵入に気づかれて、Brethrenどもが押し寄せてくるとまずい。
 それ以上にここまで彼らに行き会わずにすんだのだから、できればこのまま彼らを見ずにすませたかった。
「宿で眠っている間に、変な生き物が部屋から私をさらったの。理由なんて知らない……知りたくなんてない!」
「変な生き物?」
 それってやっぱりBrethrenの……。
「ああ……来たわ……Llewellynさん、後ろ!!」
 !!!
 慌ててふり向いたぼくの目の前に『彼ら』がいた。
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